今回ご紹介するのは、『となりの億万長者』という本です。
これは、トーマス・スタンリー博士が過去の億万長者に関するデータをもとに書いた「となりの億万長者」を、最新のデータで検証し直し、以前述べられていた考察・結論が今でもなお実証されているということを書いた本となります。
帯というか、もう表紙にもなっているように、橘玲氏が激賞!ということで、かなりの名著だということが、ここからも見受けられます。
実はこの本を読むのは2回目です。
こういう本は売らないで、ずっと持っておくんですが、また再度読んでみようかと手に取りました。
けっこう分厚くて、ボリュームがあり、読むのに時間がかかります。
しかし、読み直すとすごくいい内容で、じっくりと時間をかけて読むだけの価値はあります。
説明・あらすじ
小説ではないので、あらすじというものはありませんが、アメリカの億万長者がどのような生活をしているのか。
どういう特性があるのかをじっくりとデータから検証する流れになっています。
章としては。
総ページ数が450頁を超えるので、読み応えは満点です。
1つの章を読むのにも、結構時間がかかります。
内容もしっかりしているので、かなり読むのには労力が必要となります。
読んだ時の感想 注!ネタバレ
まず、多くの人が想像している億万長者とは異なる姿がわかります。
堅実で質素で、規律のしっかりとした生活をしているということです。
人々の想像だと、億万長者は、いい車に乗り、いい食事をして、大きな家に住み。
と言ったところではないでしょうか。
でも、実はそういう億万長者はほんの一部であり、どちらかというとレアケースなのです。
この本は、そういう事実をデータを元に記載されています。
普通のサラリーマンが、堅実にお金を貯めて、投資し運用して裕福になっているという実例をデータを元に明白にしてくれています。
大きな富を得るには、ラッキーではなく、堅実で誠実な生活スタイルがいいということをこの本は教えてくれています。
浪費することは、富を増やすことの逆をいっていると言うことです。
これは本当に大切なことです。
収入が少ないから富裕層にはなれない。
そう思っている人が多いのは事実です。
しかしこの本を読めばそれがいかに間違った考えかがわかります。
バフェットも言っています。
急いでお金持ちになろうとする人が多すぎると。
ゆっくりと着実に堅実に富を増やすというのが壱番大切だということです。
この本はそのことをじっくりと教えてくれます。
総評
◆読みやすさ
読みやすさ:2
内容は難しくて、英語特有の言い回しがそのまま翻訳されている感じで、読みづらい印象があります。
読み解くのに、かなり時間を要します。
◆意外度
意外度:4
小説ではありませんが、当初想像していたのとは異なるデータがあり、意外性というか新しい発見は多くあります。
◆夢中度
夢中度:5
内容が面白いので、夢中で読んでしまいました。
長いことかかりましたが、飽きることなく読み続けられました。
◆読んだ後のすっきり度
読んだ後のすっきり度:5
内容を理解すると、今後自分がどうやって資産形成していけば良いかがわかるような気がします。
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読書について
本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。
いい意味でも、悪い意味でも。
時に深く考えさせられることもあります。
人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。
最近世間では本離れが進んでいると言われています。
本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。
ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。
もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。
駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。
もっとみなさん本を読みましょう。
そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。
ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。