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テレビ局の平均年収はいくらか~資格がないのにこの年収はありなのか

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テレビって最近どうなんでしょうかね。

そりゃ、テレビは結構見るんですが。

ネットニュースでは、結構ワイドショーでのコメンテーターの発言が話題になったりしますね。

特に新型コロナウイルスに関する話題については、ネットの内容をそのまま発言したり、ろくに調査もしないでそのまま報道して、批判を受けたりと、かなりひどい内容となっています。

ワイドショーということで、視聴率さえ伸びればいいっていう姿勢は、もう悪影響しかないって思いますね。

しかしいつも思うのは、テレビ局員の年収の高さ。

なんであんないい加減な内容を放送しておいて、あんな高い給料をもらっているのか。

本当に不思議です。

 

 

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平均年収ランキングでのテレビ局の位置は

2019年度の日本の平均年収は、432万円でした。

これを年収ランキングで見ると、大体2,000位ぐらいの位置にあるとのことです。


ここ数年での年収から算出すると、平均年収が1,000万円以上の企業は72社でした。

一般的に高年収といわれる年収である800万円を超える企業は、270社以上でした。

 

平均年収で1,000万円こえるって本当にすごいですね。

平均ですからね。

貰っている人はその1.5倍程度はあるかもしれませんからね。

 

では、その中でテレビ局は何位ぐらいに入っているのでしょうかね。

 

3位にTBSがランクインしており、平均年収は、1,595万円となっています。

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6位に日本テレビ。平均年収は、1,439万円。

 

11位にテレビ東京で、1,364万円。

12位にテレビ朝日で、1,362万円。

13位にフジテレビで、1,344万円。

 

1,000万円をこえる企業72社のうち、テレビ局が上位にはいっています。

 

おい、どうなってんだ!
収入源はいったいなんなんだ!

 

ちなみにランキングの1位は、m&aキャピタルパートナーズで、平均年収は2,575万円です。

2位は、GCAサヴィアンで平均年収は、1,951万円だそうです。

 

これは何やってる会社なんでしょうか。

 

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社(エムアンドエーキャピタルパートナーズ、英文名 M&A Capital Partners Co.,Ltd)は、日本の中堅・中小企業を対象とした独立系M&Aアドバイザリー・仲介会社。

引用元:Wikipedia

 

従業員は、単体で100名弱だそうです。

少数精鋭のプロフェッショナル企業っていう事ですね。

 

GCA株式会社(ジーシーエー)は、日本と米国と欧州を中心に活動するグローバルM&Aアドバイザリー会社である。

 引用元:Wikipedia

 

 

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こちらもM&A関係ですね。

業務内容も特別なスキルを要する非常にプロフェッショナルな感じがしますね。

この辺は、平均年収が高くても、なんか納得しますね。

 

テレビ局の収入は

テレビ局の収入はなんでしょうか?

ご存知の通り、スポンサーからの広告料ですね。

番組の途中に放送されるコマーシャル(CM)を流すことにより、スポンサーは広告を流すわけで。

その対価が広告料と言うわけですよね。

 

テレビ局にとってはスポンサーと言うのは、まさにお客様という事で、スポンサーの意向はかなり重要です。

番組に出演してるタレントの不祥事なんかも、かなり気にしますしね。

番組内で使われる商品なんかも、スポンサー絡みでかなり忖度されます。

 

要するにそれだけ民放のテレビ局は、企業の意向を尊重すると言うことになります。

まぁ、スポンサーも数多くあるので、スポンサー側もあまりうるさくは言わないでしょうが。

当然スポンサー側も、広告を出させて貰ってるという側面もありますからね。

あまりうるさく言うと、今度は視聴者、消費者が離れていきますらからね。

 

では、スポンサーはどこのどの番組に広告を出すか?

当然、視聴率が取れる番組、質の良い番組、ためになる番組となります。

企業イメージもあるからです。

 

かといって視聴率が取れない番組では、見る人も少ないため、広告効果は減るので、視聴率も大切です。

スポンサー側も頭を悩ますところでしょう。

 

テレビ局の収入としては、主にスポンサーからの広告収入ですが、他にはビルなどを所有しての不動産収入もあります。

 

最近では、この不動産収入も立派な収入源の一つになっているようです。

 

例えば、TBSの場合。

売上高で言うと、放送部門が、約2,100億円。映像・文化部門で、約1,200億円。

そして不動産部門が、約200億円となっています。

 

営業利益でみると、放送部門が約41億円。映像・文化部門が約44億円。

そして、不動産部門が、約72億円となっています。

こう見ると、不動産収入がテレビ局の安定収入となってきているというのがわかりますね。

 

えっ!こんなに不動産収入あるんや!
そういえばテレビ局のビルって立派だしな。
あといい場所に結構いい建物持っていたりするからな。

しかし、放送する企業として、どうなんだろうか?

 

 

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社員への給料が高いというのは 

 一般的に言うと、給料が高いということは、会社の利益率も高いということです。

収益を上げて、それを社員に給与として支給する。

 

しかし、テレビ局の利益率はというと。

意外と低いことがわかります。


比較的テレビ局の中で利益率が高いとされている日本テレビホールディングスでは、6%前後はありますが、それ以外では、当期純利益率3%前後となっており、全国平均と比べてとびぬけて高いわけでもなく、他とほとんど変わらないレベルとなっています。

 

支出にはどのようなものがあるのか

では支出としてはどんなものがあるのでしょうか。

番組を放送する場合をまず考えると。

 

電波使用料。

スポーツ試合などをテレビで放送するのに必要なテレビ放映権料や中継権利料。

 

オリンピックの放映権をアメリカのテレビ局が抑えているのは有名ですよね。

 

番組を制作するために必要なのが、番組制作会社などへの業務委託料。

タレントへの出演料。

 

番組制作では、一般的に原価率が60%~70%に上るそうです。

粗利率は30%~40%程度。

 

スポンサー企業とテレビ局を仲介してもらうために、広告代理店への手数料もあります。

人件費やら、設備費などの必要な販売管理費を差し引けば、営業利益率は5%~10%程度になります。

そしてそこから税金を差し引かれると、当期純利益率は3%程度になってしまいます。

 

しかし、最近ではテレビ離れが進んでいます。

インターネットで情報は収集できるし、ドラマは面白くない。

バラエティ番組やレベルの低いワイドショー。

やらせもあり、番組の制作会社のブラック化と問題はあり、視聴者はどんどん離れて行っています。

 

スポンサーも少しづつテレビに広告を出すメリットを見直しだし、もっと効率の良い広告、企業イメージアップの方法などを模索しています。

 

このままいけば、テレビ局の広告収入は減っていくと考えられます。

不動産収入がいくらあっても、それで社員に給料を払えるわけではありませんから、広告収入が減ると、給与にも反映されそうですよね。

しかし、なぜ、いまだに社員の給料はこれほど高いのだろうか。

 

 

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テレビ局の給与が高い理由の考察 

なぜ、こんなに高い給与が払われるのか。

調べてみました。

 

いくつかの理由が考えられます。

1.もともと高い人件費を設定している

一般的に言えば、当期純利益率3%前後の会社で働く社員の平均年収は、400万円~500万円台であることが多いそうです。

そんな会社が、社員に平均年収1,300万円を支払うと、当期純利益率は大幅に下がり、最悪赤字になってしまうでしょう。

 

テレビ局の純利益率を算出するときに、人件費を差し引きますが、もともと人件費を高くせってしていて、それを踏まえた利益率だと言えます。

逆を言うと、人件費を下げれば、利益率は上昇するということです。

 

2.社員の生産性が高い

企業の売上に対して、社員数で割ると一人当たりの売上高がでますが、テレビ局はその一人当たりの売上高が非常に高くなっています。

 

それには理由があります。

原価及び販管費に計上されている業務委託費が約2割となっており、番組制作会社などへ多くの作業を委託していることがわかります。

 

テレビではいろんな番組が制作され、放送されています。

これだけの番組をテレビ局の社員だけでつくれるかというと、そんなわけもなく、ほとんどが番組制作会社へ依頼しています。

 

これについては、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドと、結構構造が似ているそうで。

 

ディズニーリゾートで働く人の約9割がアルバイトです。

なんと正社員は、全体の1割程度しかいません。

 

アルバイトなので、給与というか年収は低いです。

同じだけの時間を働いても、大体年収換算すると200万円程度です。

しかし、正社員は平均年収が800万円前後あります。

 

これはかなりひどいですね。

格差が4倍もあります。

オリエンタルランドもかなりのブラック企業との噂もあり、夢の国っていうのもかなり無理が出てきましたからね。

 

要するにテレビ局も同様で、テレビ局の社員は高い給与をもらっていますが、実際番組を制作している会社は、安い給与で、激務の中働かされているということです。

 

どうして、そういう過酷な制作会社が安い給与で人が集まり成り立っているかと言うと、一見華やかそうな社会に憧れる人が、やはりまだ多くいるというのと、バイトが多いということでしょうか。

有名人に合えたり、いろんなところに行けるというのは、確かに魅力的な職場かもしれませんね。

 

3.勤務が不規則で手当てが充実

朝早い番組とか、夜遅い番組とか、結構時間で見るとハードと言うのはありますね。

普通のサラリーマンなら、朝9時出社で、17時には退社するというのが一般的かもしれませんが、朝の6時頃から放送している番組では、3時出社とかありますからね。

 

これは本当に大変だと思いますよ。

 

あと夏休みとか、年末なども当然番組はやっていますから、普通の人と違って休みが不規則と言うのもあります。

 

テレビ局員の仕事というのは、常に変化しており、視聴率と言う指標もあり、かなりのハードワークですね。

体力的にも精神的にもハードであり、その対価と言えるかもしれませんね。

 

テレビ局員に必要な資格は

では、テレビ局員に必要な資格ってあるのでしょうか?

じつはないそうです。

 

まぁ持っていて重宝されるのは、TOEICなどの語学に関するものでしょうね。

海外へ行ってロケする場合もあるし、街角で外国人にインタビューする場合もありますからね。

 

ニュースキャスターは、英語ぐらい話せないとちょっと恥ずかしいのではと思ったりもしますが。

 

しかし資格を持たないのに、この高額な年収っていうのも、なんか不思議ですね。