2022年6月13日。
アメリカ株式市場は、大幅に下落しました。
S&P500では、過去最高の下落率21.8%に達しました。
(2022年1月3日の最高高値から)
一般的に言われているのが、景気後退の判断材料として、直近高値から20%以上下落すると言うのがあり、今回がそれにあたります。
今まで、なんとなく囁かれてきましたが、もう事実として数字を突きつけられた状況です。
主な要因
主な要因は、インフレ基調がおさまらないと言うことです。
そのインフレを抑えるため、FRBが、さらにタカ派的な動きを続けると言うことへの懸念です。
このことにより、市場関係者は、もうこれはやばいってことになりました。
過去のリセッション(景気後退)
1946年以降、リセッション(景気後退局面)は、13回ありました。
平均下落率は、約32%です。
分析によると、市場株価が底を打つまでには、平均すると約1年程度かかります。
(過去のデータより)
で、その後、元に戻るまで、平均すると2年程度かかってます。
もちろん、平均なので、早い時も遅い時もあります。
早く回復した時は、約3か月程度で戻っています。
しかし長いと、6年ぐらいかかったこともあります。
コロナ禍の中で、S&P500は、2020年の3月に最安値を記録しています。
そこから反発して、今年の1月は、114%アップまできました。
FRBのインフレ抑制政策がおもしになり、下楽基調に反転しました。
ロシアのウクライナ侵攻
ロシアのウクライナ侵攻により、原油や小麦粉などの価格が大きく上昇しました。
インフレがさらに加速させられた感じです。
この前発表された5月のアメリカ消費者物価指数の前年比上昇率が、約40年半ぶりの伸びになったと発表され、市場には逆風が吹きました。
ハイテク銘柄の下落
怖いのは、今まで市場を牽引してきたハイテク銘柄の下落です。
テスラや、メタ(旧フェイスブック)は、そもそもS&P500での比率が高いですから。
今後の戦略は
さて、今後の戦略はどうか。
もう決まってます。
「何もしないで、じっと待て!」
です。
もう簡単ですね。
そうです。
何もしないでじっとしているんです。
ここで動くて、ろくなことになりません。
投資信託などの積み立てをしている場合、こう言う景気後退期が非常に重要になります。
それは、機械的にコツコツと買っていく上で、安値で買える絶好のチャンスだからです。
じっと待つ、そして今までとなんら変わらない姿勢で、買い続けるのです。
そして、景気が戻った時、積み上げたものが一気に大きく膨らむのです。
評価損が増えるのは、悲しいかもしれませんが、じっと待ちましょう!
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