最近と言うか、結構前からですが、株投資で失敗し老後資金を無くしたとか、友達からの誘いでFXを始めたら老後資金に貯めていたお金を全部無くしたとかいう動画やニュースなどが結構あります。
そういう動画やニュースを見たり読んだりするたびに、あおってんなって思います。
そんなニュースをよく見ると、やはり根本的に間違ってるなって思います。
何かと言うと、基本普通の投資家がやらないようなことをやっているということ。
特別なことかというと、実はそうではなく、もっと基本的なことなんですが。
ちょっとその辺を書いてみようかと思います。
そのまま鵜呑みにすれば、せっかくのチャンスをふいにします。
正しく投資すれば、いいんですから。
大損する主な要因
主な要因は3つあると思います。
1つ目は、パニック売り
2つ目は、金融機関のいいなり
3つ目は信用取引
2つめは、よくこのブログで書いているから、大体想像がつきますよね。
パニック売り
これは、よくあることなんですよね。
恐慌なんかがくると株価は、本当にどこまで下がるんだってぐらい下落します。
しかし、普通の投資家なら、そういう場合も慌てません。
だって、今までの経験上、大きく下がっても、いずれ元に戻るんだから。
今までの恐慌をみても、数年後には元に戻り、かつそれを上抜けて行っています。
個別の銘柄で見ると、確かにダメージが酷すぎて、立ち直れない企業もあるでしょうが。
しかしそれは、分散投資をしっかりしていれば、防げることです。
あー、さがってる。
含み損が○○万円になった!
次の日見ると、さらに下がって、含み損が半端ない!
そんなん気にしなくていいんですよ。
持ってる株券は手元にあるんだから。
本当に絶対にパニックになってはいけません。
買ってる銘柄が長い間、日本で。もしくは海外で成長している企業であれば、そのうち治ったら上がるんだから。
ほっとくように。
何か大変な事由により、ある特定の企業の株が下がり、その問題が今後もずっと続くようであれば、その企業の株を売却するというのはあります。
しかし、分散投資で、ほんの一部であれば、思い切って損切りしましょう。
私も、今日産に見切りをつけて、少しづつ売却しているところです。
信用取引
これはマジでやったらだめ。
本当にあかん。
私も株で失敗しましたが、それは信用取引です。
まだ、少額の時であったんで、まぁ、再起不能になることはなかったんですが。
あの時の失敗が、今に生きてるんです。
こんな失敗、絶対他の人にしてもらいたくないので、はっきりと言います。
信用取引は、本当に危険です。
そもそも短期トレードを推奨していないので、短期トレードでの信用取引も推奨しません。
その場だけだからと言っても、自分の資産以上に取引するのは間違ってますよ。
結構ニュースで、株取引で資産が無くなったっていう時には、信用取引である場合が多いです。
その辺をきちんと説明していない動画なんか多いんですよね。
普通に考えて、現物取引では先程のパニック売りしない限り、持っていればまた上がるんだから、資産がなくなるというのは基本ないですから。
追証を口座に入れなければ、強制売却となります。
そこであきらめて売却するか。
また上がると考えて、追証するか。
追証するためには、他の株を売却して充てる場合、当然他の株も下落していることが予想されます。
追証を払うために、現物の株式を損失覚悟で売却する。
そして追証を払う。
これは本当に地獄です。
もう何年も前に経験しました。
あれから、一度も信用取引はしていません。
もう絶対しないと誓いましたから。
アゲアゲ相場の時には、信用取引で、日に数万とか稼げることがあるので、調子に乗るんですよ。
そうなると、下がった時に、損切りを躊躇するようになる。
そうなると、もうダメですね。
みなさん、本当に信用取引はやめましょう。
動画ニュースは煽ってる
動画ニュースでみると、本当に株取引は怖い!とか、FXは怖いってのが多いです。
どちらも、きちんとやれば、怖くないのに。
見ると、パニックになって売却してしまったりとか、金融機関の窓口に相談しに行き、手数料稼ぎのためにクズのような投資信託を買わされたり。
またまた、調子こいて信用取引に手出したり。
投資家からすれば、そんなん絶対やったらあかんことやんって。
そのあかんことして、みんな怖いだろ!。
俺みたいになったらあかんで!って。
投資の基本は3つ(これを守れば怖くない)
投資の基本は3つです。
その1 長期運用
まずは長期運用。
一般の投資家が利益を出すには、これが一番です。
逆に言えば、短期トレードはリスクが大きい。
チャートを読むとか、損切りとか、まずできませんから。
これ一度でもチャレンジしてみた人はわかるはず。
簡単そうで、実に難しい。
だから、長期運用で、下がっても気にしない。
もうほっとくんです。
選ぶ銘柄も、配当利回りのいいものだと、持ってるだけで配当金も貰えるので、長期保有にはいいと思います。
その2 分散投資
個別銘柄で、集中的に投資するのはリスクがあります。
東京電力。
日本航空。
などなど。
大丈夫だと思っていても、本当に何が起こるか予想できません。
従って、分散投資して、リスクを減らします。
購入時期をずらす時間の分散も必要です。
安く買って、高く売る。
これ理想ですが、簡単でないことはもうお分かりですよね。
今が底だって、見極めるのは非常に難しいです。
その3 余剰資金での投資
未来のある時期に使用するお金で投資してはいけません。
だって、その時、ちょうど不景気かもしれないからです。
お金が必要で、どうしても投資商品を売らないといけない時、評価損を出しているものを売ると損してしまいますから。
だから、投資は余剰資金で行います。
なら投資でお金増やす意味ないやんって?
だから常に一定金額の現金は持っておくんです。
で、株価が上がり、一定以上の評価益が出た銘柄は、売却し利益を確定します。(利確)
で、現金を保持しつつ、再度株を購入する。
例えば、100万円で株を買っていて、それが200万になったとします。
そうすると、利確して、100万円を現金として残し、残りの100万でまた株を購入します。
それをしていけば、いざと言う時には手持ちの現金でなんとかなるから。
投資をしていれば分かりますが、経済には山谷があります。
好景気で、株や投資信託が上がっているときもあれば、何か問題があり、不景気になり、株や投資信託が下がっているときもあります。
お金が必要なときと不景気で株などが下落しているときが重なると、売却してでもお金を作らなければなりません。
ほっておけば、いつかまた上がると分かっていても、泣く泣く売らないといけなくなるんです。
これは辛いですよね。
だから、現金を残しておくというのと、余剰資金で投資するというのが大切です。
まとめ
まあ、いろいろ書きましたが。
なぜかしら、メディアは、投資がいかにリスクがあるかをやたらと書いてきます。
もちろん、知識が無いのに投資するのは危険です。
ある意味それをしっかりと伝えるなら良いんですが、前提とか全く書かないで、単に株で失敗したと書くのはあまりにも無責任ですよね。
成功体験ばかり書いて、自分もやってみようと考え、金融機関の窓口に行くのも問題ですが、正しい投資の知識(このブログでも書いた最低限守らないといけないこと)をしっかりと伝えた上で、老後のために投資・運用を勧めるのが良いと思います。
投資は競争じゃありませんから。
勝つ人がいれば負ける人もいる。負ける人がいないと勝つ人がいないという物ではありません。
ギャンブルと違い所ですね。
みんなが正しく、やればみんな勝てるんです。
(勝てるという言い方も良くないですね。利益を出せる。)
利益を出せると言うが、それは負けた人からではないのかって?
違います。
みんなから、まんべんなく薄く広く企業の利益として上がってきたお金ですから。
企業が良い商品を作り、それをみんなが買う。
みんなが買うからその企業の業績が良くなる。
そんな企業を応援する人が増え、その企業の株を買う。
株が上がり、また配当金が多く出ることにより、株を買った人全員に利益として還元される。
投資信託も、結局はそういった物の集まりですから。
煽られても
しっかりと知識があれば怖くないですから。
全く脳天気というわけにもいきませんが、適度に緊張感をもって、投資していきましょう。