なんか最近特に思うのは、学歴と仕事をするうえでの能力について。
全体平均的に言うと、もちろんいい学歴の人は優秀な人が多い。
それは事実としてあると思う。
しかし反面、学歴とは関係なく優秀な人も大勢いる。
また一定数学歴は高いんだけど、仕事の面で言うとできない人も、これが意外にも相当数いる。
ここがやはり不思議なところなんだろう。
学歴が高いにもかかわらず、仕事ができない人。
企業で見る高学歴なのに仕事ができない人
高学歴なのに仕事できない人ってどんな人?
結構周りを見てみると、意外といるな。
私が入社してから、あくまで認識できる範囲の話ですが、結構院卒の人が何人かいました。
しかし、知る限り優秀な人はいなかったな。
どちらかと言うと、机に向かってぶつぶつ言っている気持ち悪い感じか、逆に世界を放浪していました!っていう、なんかサラリーマンに向いてないだろうって感じの人か。
ちょっと極端ですが、そういう人が多かった。
あくまで私の認識できる範囲ですが。
今現在でも、いろいろ仕事柄他の部署とも、他の会社の人とも一緒に仕事するけど、院卒の人っていないかな。
最初に言ったけど、いい大学出ているとても優秀な人は多い。
さすがっていう感じに感心することも多い。
それはもう当たり前ということなんだが、今回はそうでない人について書いてみたい。
すごいいい大学出てるんだけどな。とか。
いい高校だよな、そこって。
っていう人が、一緒に仕事してみると、おいおい。
ちょっと!
っていう事もたまにある。
仕事ができないというのはどういうことか。
言われたことしかできない(やらない)
これはやはり致命的でしょって思いますね。
わぁ、この人優秀だなって思う人は、ある作業を依頼しても、プラスアルファの成果が返ってくる。
「ここ見ると、こうなってたんで、一緒に修正しておきました。」
とか
「ここをこうすると、こっちもこう修正したほうが良いと思いますが、どうでしょうか?」
など。
こういう人がいると本当に助かる。
逆にこっちがこんなに楽でいいのかなって思うぐらいプロジェクトが順調に進む。
では、逆はと言うと。
一つ指示したら、そこしか見ない。
本当であれば、その指示の中に類似見直しも含んでいたとしても、それをしない。
ある意味指示するときに、指示する側がすべての修正箇所を把握して調べてからでないと、その人に指示できないということになる。
類似の個所も見直してね!と言っても、その類似個所を探すのも能力だから、漏れて返ってくる。
これ辛いよね。
細かなミスが多い
あと、細かいミスがちょこちょこある。
作業をしてもらって、できた成果物をチェックすると、誤字やら数字間違いやらがあると、「これ、作成した後見直した?」って思う。
当然、最終チェックするのが私の役目なので、チェックはするが、あまりにもミスが多いと内容のチェック以前に、他のチェックで埋もれてしまう。
なんで、できた後、読み直すなどの作業ができないのか。
当然指摘して、提出するときには自分で再度確認してくださいというが、仕事ができない人は、何度指摘しても同じ過ちを繰り返す。
余計なことを発言し炎上させる
仕事するうえで、なんでもかんでも発言すればいい物ではないでしょう。
これはもうビジネスマンなら、当たり前のことだと思うが。
例えば上司に資料のレビューを依頼して、指摘された場合。
前回と異なる指摘に対して、「前はこう言われましたが。」といちいち言い返すのはやめようぜ。
上司だってコンピュータじゃないんだから、多少のブレはしかたない。
言った方がいい場合と、言わないでいい場合とをうまく使い分けるのが優秀な人だと思う。
基本そういう時には、2度目以降は、「こう指摘されましたので、今回このように修正してきました。」と前段階で言えば、「あぁ、そうか。だいぶ良くなったな」という流れでうまくいく。
優秀な人は、その辺がすごくうまいと思う。
パニックになる
ビジネスマンは、問題をいかに解決していくかだと思います。
本当に仕事していると、不測の事態っていうのが頻繁に起きる。
もう本当に嫌になるぐらい。
そんな時にパニックになるのか、じっくりと考え、解決策を考え出すのか。
この辺がやはり優秀な人とそうでない人では異なる。
どうしてそうなったの
どうしてそうなったんだろうって、たまに考えるんですよね。
なんで、いい高校、いい大学に入って、きちんと卒業しているのにって。
でも、よく考えるとIQが高いから仕事できるかっていうのはやはり少し違うんですよね。
何度も言うけど、IQが高いといろんな解決策を生み出すことができ、豊富な知識でそれを補うことができるため、優秀な人は多い。
しかしそれができないというのは、やはり日本とか、受験が大変な韓国とかに多い、ロボットが多いからなのかなって。
要するに、机にしがみつき、与えられた数式を解く。
また、教科書に載っていることを単に記憶する。
そんな勉強ばかりしてきたからではないだろうか。
数学の問題を解くにも、教えられた公式をそのまま当てはめて解くが、その内容を理解して公式を使うのと、教えられるまま解くのとでは全く異なると思う。
ルービックキューブが流行った時、そろえ方が公開されていて、それを暗記してそろえてた。
これはこういう場合にはこういう順番で回転させて、この状態を作る。
で、こうなったら、次はこの順番で回転させるっていうことでした。
でも、これって楽しいか?って。
確かにすごいおもちゃだけど、パターンに合わせて決められた順序で回してそろえる。
考えるとなんともつまんないものだなって。
もし、なぜこういう順番で回せば、こうなるのかを考えられるなら、すごくいいと思うが。
もちろん公式をしっかりと理解するのは難しい。
そりゃ、先代の知恵が詰まったものだし、数学者でない限り無理だろう。
自分の頭で考えること
自分の頭で考えるというのは本当に大切だと思う。
子供の頃から、なんでだろう?って疑問に思う子は伸びるっていうよね。
確かにそうだわ。
大人にとってはややこしいって思うかもしれないけど、子供がどうしてって思うことは本当に重要だと思うな。
普段からもそうだけど、自分で服を選ぶ。
自分で何かを考えてする。
もちろん、時間割に沿って持っていく教科書をそろえるとか。
持ち物を自分でチェックする。
忘れ物をしないように、自分で何か工夫する。
こういう事が大切だと思う。
とにかく自分の頭で少しでもいいから考える。
それが本当に大切だと思う。
親が何でもしていたら子供は自分で考えることを放棄してしまう。
それが一番駄目なことだと思う。
しかし最近は過保護な親も多くて、そんな子供が自分で考える力を親が邪魔しているケースが多いと思う。
夏休みの宿題を親がする?
最近は、子供の学校の夏休みの宿題を親がしている家庭があるそうだ。
図工とか日記とか。
しかし子供の頃を考えてみると、夏休みの自由研究を何にしようかってすごく悩んだ記憶があるわ。
本当にいろいろ悩んだな。
9月に学校が始まると、展示されるから、恥ずかしいものは出せないし。
ということで、小さいながらにも頭を抱えて悩んだ。
そういう事って本当に必要だよな。
読書感想文だってそうだし。
どんな本を読むか。
また、書き出した時にどのくらいの量を書くか。
どう終わらせようかなど、本当に小さいながらにも考え抜いた記憶があります。
なぜ、そういうことを子供から奪うのか。
正直、子供のためをおもいつつ、子供の考える力を奪っていることだと思います。
企業の採用も改革が必要なのか
企業の採用もどうかなって思う場合もあります。
しかし、ある程度仕事ができない人がいるのを許容して採用しているだろうって思います。
8対2の法則っていうのがあります。
これ結構いろんなところに使われるもので、会社の利益は2割の社員によって生み出されているとか、2割の人はさぼるとか。
働きアリで実験してみると、やはり2割のアリはさぼっているそうです。
で、その2割のアリを除外すると、どうしたことか、やはりまた2割のアリがさぼりだしたそうだ。
この2割のさぼっているアリは、必要悪ってことなんだろうか。
企業としても、ある程度の仕事できない人が含まれているのはもう仕方ないということだろう。