ある番組で、タレントの小倉優子が新NISAについて、絶対やらない!政府が勧めることには必ず裏がある!以前株式投資で痛い目にあった!
と。。。
うーん。なんでこうもマネリテがない人が多いのか。
少し勉強すればわかるのに。。。
一体どう勘違いしているのか。
NISAは単なる非課税制度なんだけど。
裏も何もないんだけど。。。
新NISAとは
NISAとは、非課税制度です。
通常、株式投資や、投資信託での利益には約20%の税金がかかります。
例えば、10万円の利益が出た場合、約2万円が税金としてとられます。
複利で運用することを考えると、この2万円は長い目でみると、結構な損失となります。
40年を7%で運用するとすると、今の1万円が約14倍となり、14万程度になります。
今の2万円は、40年後の28万円に該当します。
NISAは、NISA口座での取引で得た利益には、この税金がかかりませんよという制度となります。
従って、投資とこのNISAを同じ目線で語ること自体がおかしいです。
小倉優子氏の言ってることは、投資自体を否定しているように見えますね。
投資で失敗する人の特徴
小倉優子氏はリーマンショックの時に、大きく下落して大きな損を出したとありました。
そこから推測するのは、大きく下落したときに、狼狽売りをしたのかなって。
まず、失敗する人の特徴は、この狼狽売りをすることです。
今までのデータを見ると、大きなショックで大きく下落していても、数年で元に戻ることが証明されています。
リーマンショックについても数年後には株価も元に戻り、その後はリーマンショック前の株価を大きく超えています。
大きく下落していても、そのまま保有していれば、ほぼ問題なく資産は増えていたのです。
これは大きなショックの時だけの話ではありません。
投資をしているところでは、全て同じです。
下落しようが上がろうが、気にしないで完全ガチホが正解なんです。
長期投資では、15年を超えるとほぼ利益が出ていると言うデータが公開されています。
私の運用実績でも、投資信託および株式投資も、どちらも大きな利益率を出しています。
最初の方は損失を出していた時期もありましたが。
長期運用がうまくいっている証拠となります。
もう一度投資したら頻繁に見ないことが大切です。
評価損益により、一喜一憂しないことが大切となり、損を出す人は、一喜一憂しすぎなんです。
それが損を出している人の特徴となります。
小倉優子氏の言い分
政府が推奨する制度は信用できない!
と言っていますが。
制度をしっかりと理解していないことから出てくる言葉ですね。
NISAを政府が推奨しているから信じない。
まずは、どこの部分を言っているのか。
リーマンショック時に損失を被ったのは、大半の人が陥るパニック売りをしたからです。
それをしなかったら、今頃は、資産が大きく膨らんでいたでしょう。
それなのに、投資はもうしない。
NISAもしないってって言うのが、意味がわかりません。
先ほども言ったように、新NISAはお得ですよって言っても、信じないと言うのであれば、もうどうしようもないですよね。
NISAは投資で得た利益に対して、非課税にするという制度です。
それを使う使わないかは個人の判断ですが、普通に考えて、約20%とられる税金が取られないのであれば、それはメリットしかないと思うのですが。
投資自体をもうしないと言うのであれば、それは仕方ないですよね。
銀行への貯金が円通貨への一極投資となっていることに気がついていないのですよね。
こう言うのは一種の洗脳というか。
投資が怖い!投資はギャンブルだ!って思っている人は、いくら説明しても聞き入れないんです。
これはよく経験しています。
「だって、損する可能性あるやん。。。」って。
銀行に預金していると確実に損しますが。。って。
金利が限りなく0に近い状態で、インフレ(を目指している)経済社会において、預金通貨の価値は減っています。(損しています。)
でも、理解できない。。。
これはもう仕方ないです。
別に説得する必要もありません。
新NISAは富裕層のための制度???
たまに聞くのがこの論調。
NISAはそもそも投資ができる富裕層優遇制度やん!って。
富裕層ピラミッドって見たことありますか?
野村総合研究所が出している、よく見るピラミッドです。
〜3,000万までがマス層でってやつですね。
あれを見ると富裕層は、資産1億円以上となっています。
NISA枠の上限は?
1,800万円となっており、富裕層にとってはほぼ関係ないって感じの額です。
準富裕層にしても、5,000万円以上から1億円未満ですから。この制度が富裕層にとっては、逆にあまり効果がない制度だってことがわかります。
この制度は、老後2,000万円問題が心配な層にとってのものなんですよね。
富裕層のための制度やんって言っている人は、このような検討ってしたのでしょうか?
また、老後2,000万円問題の時のように、そのまま鵜呑みにしたのか。
もっと頭を使うべきだと思いますね。
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