おぐけんブログ 悠々自適の投資生活を目指して

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【サラリーマン書評】「財政破綻論の誤り」朴勝俊~今だにいる財政破綻論者について正面から反論する

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今回は、「財政破綻論の誤り」。

朴勝俊氏、シェイブテイルの作品です。

 

今回は小説ではありません。

従って、書評というよりは、この財政破綻論について、再度本を読んで勉強した内容となります。

最近は、Youtubeで簡単に学べる内容であり、藤井隆教授や、三橋貴明氏なども、この財政破綻論については、かなり鋭く、かつ正確に反論しています。

 

この今の日本の低成長は、財政破綻論を信じてきた、政府の失策ともいえます。

また同時に、日本国民にネガティブな思考を植え付け、消費を冷え込ませたメディアの責任も大きいと思います。

 

メディアのいうことを間に受ける国民もどうかとは思いますが、いまだにほぼ0%の金利の中、銀行に預金している人が国民の7割、8割を占めるという国民性では仕方ないのかと。

こういう本があっても、日本の読書習慣のなさでは、人の目に触れる機会も少ないでしょう。

 

今回はそういうことで、もっと財政破綻論がいかに間違っているか。

それを踏まえての書評としたいと思います。

 

説明・目次

 

目次 第1章 なぜ財政破綻論は信じられやすいのか
第2章 貨幣の理解
第3章 バランスシートで分かる貨幣と財政の本質
第4章 財政破綻論の9類型
第5章 通貨発行権をもち変動相場制をとる政府は財政破綻しない
第6章 デフレ脱却時に財政破綻が起こるわけがない
第7章 ハイパーインフレは起こらない
第8章 デフレ脱却と未来のための投資

 

 

読んだ時の感想

ちょっと3章でのバランスシートは難しかったな。

1つづつ見ていけばわかるんだろうけど。

要するに、国の赤字国債発行により、市場にお金が生み出され、税金徴収により、市場からお金が回収されると。

税金徴収により、お金が回収されるというのは、なんか新鮮だなって。

 

では、なぜ市場からお金を回収するのかというと。

1.インフレを防ぐ

2.累進課税による富の再分配

3.社会的に望ましくない行為やモノを減らす(例:タバコ税やバブルを予防するための資産課税など)

 

財政破綻の定義についても、財政破綻論者の中でバラバラです。

慶應義塾大学教授の小林慶一郎氏は。

日本の場合は、デフォルト【債務不履行】は起きない。

円建てで発行された日本国債は、日本銀行が買い支えようと思えばいくらでも買い支えることができるからである。

従って、財政破綻とは、「緩やかなインフレ率のもとで、正常な(4%程度以下の)名目金利を維持できない状態」を指すと定義すると。

と述べています。

 

また、他の人は。

破綻とは、政府が資金繰りに窮する、具体的には債務の返済原資の調達・資金の借入が難しくなる状況。

としています。

 

破綻っていうゴールが動くって感じですね。

それはわからないわ。って。

 

財政破綻論の9類型というのがありました。

(1)国債債務不履行(デフォルト)の懸念

(2)ギリシャ財政破綻と同様のことが日本でも起こるとする懸念

(3)政府の負債の残高の大きさに関する懸念

(4)国債GDP比率が一定比率を超えると経済成長率が下がるという懸念

(5)国債を国内の金融資産で支えきれなくなると財政破綻するという説

(6)デフレ脱却に伴う政府の財政破綻懸念

(7)デフレ脱却に伴う日銀の破綻懸念

(8)民間銀行等民間経済主体の破綻懸念

(9)ハイパーインフレーションの懸念および通貨価値暴落の懸念

 

これらについて、一つづつ論破していきます。

ほとんどが、少し話を聞けば納得するような内容です。

だから、なぜ財政破綻論者は、頑なに言い張っているのか。

それが不思議です。

 

破綻するぞ!って言い続けているのに破綻しない状況で、財政破綻論者も自ら「オオカミ少年」と言っているようですが、危機感を持ってもらいたいために、今後も訴え続けると言っているようです。

 

まぁ、多少は危機感は必要ですが、もっとマシな言い方もあるだろうにと。

特にメディアは、もう少し勉強するべきだと思いましたね。

 

最後にこの本の中で、未来への公共投資についての提案がありました。

そこで目を引いたのが、「医療・介護・保育」従事者の賃金値上げ、公務員化への視野。

これは本当に検討すべき内容だと思います。

 

公務員化は非常に良い考えだと思います。

医療・介護・保育というのは、国を支える重要な仕事です。

これらの仕事は、もっと国が支援すべきだと思います。

しかし、いくら支援と言っても、なかなか従事者にまで届かないのが現実です。

なら、いっそのこと公務員化すればいいと。

本当にそう思いますね。

 

なら、このご時世、公務員を目指す人が、こういう分野に参入してくると思います。

その上で、不正や不真面目な人は、査定でどんどん辞めさせていくってことをする。

すると、真面目な人が残っていく。

辞める人が多いが、なりたい人も多いという、良い循環が生まれると思います。

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:3

少し難しいところはあるんですが、バランスシートで説明できるんだろうなって。

そのレベルの理解でも十分だと思いますね。

しかし、それ以外は内容的にも分かりやすいと思います。

 

◆意外度

意外度:1

もともと、財政破綻論には、かなりの反対派だったので、違和感はない。

 

◆夢中度

夢中度:4

これは面白いので、夢中で読みましたね。

楽しかったですよ。

ただ、残念なのは、財政破綻論者と退団してほしいなって。

三橋貴明氏、高橋洋一氏などと一緒に参加して、論破してほしいですね。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:5

これはすっきりでしょう。

バランスシートのところをきちんと説明できたら完璧なんでしょうが。

まぁ、それはプロに任せましょう。

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。