おぐけんブログ 悠々自適の投資生活

主に経済に関する記事を扱います。経済ニュースや、投資信託、南アフリカについて、趣味のゴルフの記事を中心に書いています。

【サラリーマン書評】「朽ちないサクラ」柚月祐子~読んでるときに、それは嘘やろ!って叫んでしまった

SPONSORED LINK


◆◆◆  お勧め商品  ◆◆




今回は、「朽ちないサクラ」。

柚月祐子の作品です。

 

ここ最近、ずっと柚月祐子シリーズですね。

今回も、そうです。

まぁ、これだけ読んでると、少しづつあらも見えてくるのかな。

(^^)/って、叫んでしまいました。

 

f:id:se-keneconomy:20210918153105j:plain



 

 

概要 あらすじ

米崎県警平井中央署の生活安全課が、ストーカー被害の被害届の受理を引き延ばし、慰安旅行に出かけた。

しかし、その受理が遅れたため、ストーカー殺人が発生した。

 

この不祥事が新聞社にスクープされ、警察への非難が高まった。

県警広報広聴課に勤務する森口泉は、金属4年目の職員である。

 

当然警察内の慰安旅行などについては、口外しないのが通常であるが、泉はふとしたことから、このことについて、同級生で新聞社で働いている千佳に話してしまう。

そのすぐ後で、新聞社からの報道があり、泉は千佳を疑う。

 

しかし、千佳は私ではない。という。

そのことを証明すると言う千佳が、何者かに殺害された。

 

泉は親友を信じつつ、事件の真相を追うことに。

思わぬところから、糸口が見つかり、事件の真相へ。

 

読んだ時の感想 注!ネタバレ注意!

まず最初に叫んだのは。

杉林課長。

本の中での杉林課長の容姿は。

杉林はいま五十六歳だが、還暦を過ぎているといってもおかしくない風貌をしている。身長は百八十センチの磯川に比べると肩くらいしかない。その分、横幅は広かった。歩くと前にせり出した腹が、ゆっさゆっさと揺れる。髪は両耳の上から後ろにかけて申し訳程度にあるだけで、頭頂部は地肌がすっかり見えていた。

これが、杉林課長の容姿です。

 

しかし、百瀬美咲の不倫相手は、杉林課長だと。

美咲の容姿は、人並み以上に整った容姿だとのこと。

 

その上、美咲の方が、追いかけるようになったって。

で、杉林課長は、別に女を作って美咲を、捨てたって。

おーい!

 

おかしいだろ。

 

イメージわかへん。

 

腹出た、ハゲたおっさんが、次から次へと不倫だ。

これ、興ざめするわ。

柚月さん、自分が作ったキャラ設定忘れてないか?

絶句してもうた。

 

あと、犯人。

これは柚月氏の小説を何本か読んでみると、正直なんとなく予想できてしまう。

「臨床真理」を読んでるから、さらになんか予感めいたものがある。

 

最後の章は、正直やっぱりかって。

時系列を考えると、なんでそこからなんって、読者でも気づいてしまう。

 

ちょっともったいないなって感じてしまいました。

最後のどんでん返しは、東野圭吾氏の小説でも、結構好きだったんですが。

毎回だと、もう読めてしまうと言うのがあります。

 

最初に親身になって相談に乗ってくれる、頼もしい上司。

しかし後で気がつくと、相談した内容。その内容を知っているのは、実は。。。

みたいな。

こういう小説を読んでいるときに、ふと思うのが。

 

話をする相手ごとに、少しづつフラグを立てていく。

Aさんに話すときには、一部服の色を変えてみる。Bさんに話すときには、別の服の色とか。

それにより、出てきた情報で、誰からリークされたのかわかる。

しかし、実際の社会では非常に難しいですね。

 

せめてICレコーダーとかを常に持ち歩いて、こまめに録音する。

やはりこれが一番かと。

 

会社の面談で、レコーダーで録音していますから。と言って、ひんしゅく浴びていた人いたな。

録音するなら、隠れてでないと。

 

と、なんか本筋とは異なるところばかり書いてしまいました。

 

こう何冊も書いていると、雑になるところあるのかな。

この本をいつ書いたのかわかりませんが。

教団のスパイであった安西が、目立つようなストーカー行為をするってこと自体、なんだかなって。

スパイということは、もう動きは結構筒抜けと思うんじゃないのって。

そんな状況で、変な動きするか?

 

度が過ぎた行為は、逆に早い段階で、忠告しておくべきではと思ったりもしますが。

まあ、あまりこのへんを言いすぎると、小説ではなくなるので。

 

ただ、普通に読む分には、非常に面白くてスリリングでしたね。

いや、なんか最初に色々難癖つけてしまいましたが、面白かったですよ。

 

2日程度で読み上げてしまいましたから。

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

月氏の小説は読みやすい。

登場人物も少ないんですよね。

 

◆意外度

意外度:3

正直ある程度は読めてしまったんですが、意外度はあります。

月氏の本をあまり読んでいないと、意外度はかなりなんではないでしょうか。

柚月ファンなら、ちょっと先が読めたかな。

 

◆夢中度

夢中度:4

普通に面白い。

さすが柚月さん。

面白い本をありがとうって感じです。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:3

正直、そこまで憤慨するほどではないかな。

ただ、本当にストーカー被害に対しては、もっとこう、きちんと対応してほしかったですね。

公安のやり方については、監視だけではなく、もう少し積極的に活動してほしいと。

まぁ、小説の中の話に突っ込んでも仕方ないんですがね。

 

 

www.oguecolabo7.com

 

www.oguecolabo7.com

 

www.oguecolabo7.com

  

www.oguecolabo7.com

 

www.oguecolabo7.com

 

www.oguecolabo7.com

 

読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。