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【サラリーマン書評】「かがみの孤城(上下)」辻村深月~こういう空想っぽいの多いね。

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今回は、「かがみの孤城」。

辻村深月の作品です。

 

最近この人の作品「冷たい校舎の時は止まる」っていうのを読みました。

この本も、空想というか、人の頭の中という設定でしたが。

今回も、かがみの中という設定。

この人好きだなって感じがしますが。

しかしこの本は、本屋大賞に選ばれているということで興味が湧きました。

本屋大賞って、結構すごいんですよね。

この賞を受賞した作品は、ほとんど外れないです。

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説明・あらすじ

主人公の安西こころ。

現在不登校

 

ある日、部屋のかがみがひかりだし、そのかがみの世界へ吸い込まれていった。

そこには孤城が。

 

同時にその孤城に集めらた7人。

オオカミの仮面を被った女の子からの指令は1つ。

鍵を探すこと。

鍵を探し、願いの部屋に行き、願いを唱えること。

 

さて、誰が鍵を見つけて、誰が願いを叶えるのか。。。

 

 

 

読んだ時の感想 注!ネタバレ

最初に読んでいて感じたのは、やはりイジメかな。

本当に、これ系というか、中学生や高校生が主人公の話には、結構な頻度で出てくるいじめ問題。

正直吐き気がするのは私だけでしょうか。

 

小学生の時から、就職するまで。

就職してからも、私の見える範囲では、本当にイジメらしいイジメはなかったですね。

中学生の頃とかあってもよさそうなんだけど、結構仲良かったもんな。

そりゃ、多少の喧嘩なんかはあったけど。。。

 

就職してからも、イジメって全くなかったし。

 

だから、余計に世の中のイジメ問題について、なんでそんなことするのかって、すごく腹が立つんですよね。

イジメって、多分メンタル弱い奴が、自分を優位に立ちたいからするんだろう。

だから、弱い奴が多いところで、結局イジメが発生する。

周りは正直いい迷惑なんだよな。

 

だって、弱くない奴は、人をいじめて自分を優位にすることをする必要が全くないから。

それは金持ちとか、貧乏とかでもない。

単に精神が弱いかどうかだ。

金持ちだって、上ばかり見て、金持ちでも卑屈に感じれば、そこにイジメが発生するし。

 

まぁ、ということで、最初に感じたのは、こころの中学生活で起こってたイジメ。

胸糞が普通に悪くなったね。

 

こういうファンタジーというか、幻想的な物語は、正直苦手ですね。

なんでもありですからね。

 

現実の描写をしても、ファンタジーというか、仮想の話があるため、現実味が逆になくなってしまいます。

母親、父親も実は仮想か?

友達は。イベントは?

って。

 

そうなると、もう読んでいてよくわからなくなります。

ところどころ、胸が熱くなることもありますが、その度合いが幻想により、半減してしまいますね。

 

後半も、安西こころと、同じクラスの真田美織との確執が描かれています。

中学生って、こんな感じだったかなって。

ある程度、年齢を重ねていくと、恋愛とかは、本当に一時的な感情であって、もっと大切なものは他にあるってことを考えだします。

まあ、確かによほど運命の人って言うのもあるだろうけど。

ほとんどの人が、実はそんな人と巡り合えるのは少ないと。

 

恋愛結婚しても、数年で感情は別のものに変わり、子供ができるとさらに変わる。

人生の伴侶と思っていても、相手は違うかもしれない。

旦那がカミさんのことを頼りにしていても、相手は、めんどくさいと思ってるかもしれない。

お金を稼いでくれてるから、仕方なく世話をしているのかもしれない。

 

そういうことを考え出すと、学生時代の恋愛なんて、本当にいっときのゲームみたいなもんだな。

それで人生に影響を与えるなんてない。

 

たまにアホが、彼氏とられたとかで、相手の女性をボコボコにして捕まったりするけど、あれは典型的な、天性のアホだ。

虫程度の脳みそしかないんだろうなっていつも思う。

 

大人になり、知性を身につけていくと、総合的に判断して相手を選ぶようになるんではと。

いざとなったら自分が苦労してもいいという思う場合と、将来的に愛情が薄れてきても、生活に不安を感じない生活がしたいと思う場合。

それをしっかりと考えながら、相手を選ぶんだろうなって。

 

それを考えると、この中学生ぐらいで恋愛でいじめなんて、もうくだらないって思うな。

小説の中でも、恋愛に夢中になっている真田グループを他からみると、くだらないってバカにしてる。

そう言う女生徒は、きっと将来水商売系にいくんだろうな。って。

生活のために仕方なく働く人も当然いるだろうけど、恋愛ばかりに夢中になって、そうなる子もいるだろう。

そう言う子は、本当にバカにしても仕方ない。

 

東条萌ちゃんが。

「あの子たち、恋愛とか、目の前のことしか見えてないんだもん。クラスの中じゃ中心かもしれないけど、成績も悪いし、きっとろくな人生送らないよ。十年後、どっちが上にいると思ってんだよって感じ」

と。

まさにその通り。

学生時代にクラスの中心にいることなんて、なんの価値もないってわからないのかね。

って、学生時代はそれが全てなんだろうな。

 

将来、同窓会で会った時、真面目でガリ勉ってバカにされていたやつが、大企業に入社して、クラスの中心人物だったやつが、コンビニ定員だとか。よくあるよな。

もっと、そう言うことを大人が教えてあげないといけないと思うけどな。

特に先生が。

 

後半には、アキの記憶が。

またイライラマックスって感じに。

小説でよくある嫌な展開。

まただ。

本当に作家はこういうの好きなのかな。

義父からの暴行。

もううんざりだわ。

こんなんばっかりだ。

不幸な少女の8割がこんなことだ。

 

実際にあるなら、そういうことした奴は本当に極刑にすべきだと思う。

子供を傷つける大人は、頭がまともじゃなく、社会に復帰しても、その変態性は治らないんだから。

その性向は一生治らない。

それどころか、被害が増えるばかりなのに。

 

しかし、すぐに時間のずれに気付いたんだが、誰もそのことについて気づかないというか、聞かないのが不思議だったわ。

何年生まれ?って。

ただそれだけなのに。。。

 

最後まで読んでいくと、いろんな伏線があることに気づきます。

今まで、いろんなことを言ってきましたが、最後に進むにつれ、きちんとまとめられていくって感じです。

 

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

比較的読みやすいかな。

まあ、登場人物について、理解しながら読んでいくのに、ちょっと苦労するかな。

全体的には読みやすい。

 

◆意外度

意外度:2

意外度というか、少しづつわかってくるという感じで、ドカーンってくる意外度はないかな。

徐々に来るって感じです。

 

◆夢中度

夢中度:4

結構対策なので、最後どうなるのかっていうところで、夢中になって読んでしまいましたね。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:4

読んだ後はスッキリします。

やはり、本屋さん大賞を取るだけのことはあります。

まあ、ファンタジーということで、なんでもありというか。

しかし、きっちりと最後にまとめてきたなってことで、読んだ後はスッキリですね。

途中は、なんかモヤモヤとするところが結構ありましたが。

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

 

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

 

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

 

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

 

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

 

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。