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【サラリーマン書評】「久遠(上・下)」堂場瞬一~いきなり鳴沢了刑事が容疑者に、スケールが大きい

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堂場瞬一氏の鳴沢了刑事シリーズ

とうとう、シリーズ最後となりました。

なんかすごく寂しい感じがします。

最後の鳴沢了刑事シリーズ。「久遠」(くおん)。

 

とうとう鳴沢了刑事シリーズの最終話となってしまいました。

結構夢中になって、ずっとこのシリーズを読んできたので、寂しい感じがします。

上・下巻なので、それが救いですね。

 

たっぷりとしたボリュームで、長く楽しむことができましたからね。

しかし、結構夢中で読んでいると、上・下巻でも結構すぐに読んでしまいました。

せっかくもっと味わって読もうと思ったんですがね。

うまい具合に次どうなるんだろうって、思わせる技術がすごい。

気が付けば、5日ぐらいで全部読んでしまった。

 

今回は、自宅待機を命じられたため、動きはどうしてもハリウッドのアクション映画みたいになってしまいましたね。

よくありますよね。

濡れ衣を着せられたため、逮捕直前に逃げて、みずから謎を解く。犯人を捕まえるために仲間とともに奔走するっていう奴。

 

まさに今回はそんな感じになっています。 

 

 

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説明 注!ネタバレ

概要はというと、今回も所属は西八王子署。

そこに勤務している鳴沢了刑事

 

序盤からなにやら怪しい雰囲気が。

朝の5時から無言電話と、刑事の来訪。

それだけでも、なんだか波乱の幕開けって感じですが。

 

知り合いの情報屋と会った後、その情報屋が殺されました。

まぁ、有力な関係者として、鳴沢了刑事が浮かび上がるんですが、別れた後、高速道路に乗って帰っているので、アリバイは結構しっかりとある。

 

更に自宅近くでコンビニによっており、レシートもある。

もうこれはかなり確かですが、警察はなんかすごく嫌な感じ。

 

そんなこんなで、どうなってるんだということで、その情報屋と共通の知人の刑事に会って、話を聞こうとコンタクトを取ります。

 

しかしなんと、その刑事も殺されてしまいます。

凶器はなんと、鳴沢了刑事のガレージにあった5㎏の鉄アレイ。

 

おいおい、それで鳴沢了刑事を犯人ってことにするには、無理があるだろうと。

しかしこの辺は、あまりにも稚拙すぎて、警察も本気で鳴沢了刑事が犯人とは考えていませんが。

 

そんななか、今までとは異なる、まるで日本人とは異なるヒットマンに、命を狙われるようになる。

 

今までに知り合った仲間たちが、次々にチームとして加わり、最後にはとんでもない事件の真相が。。。

 

最終的には、スケールがでかい話になりますが、この後鳴沢了刑事はどうなるのか。

これが最後って、なんだかなって感じです。

 

読んだ時の感想

原理原則の男と言われる鳴沢了刑事。

もう既に警視庁では有名人。

多くの事件を解決してきた名声と、何か騒ぎを起こす男という悪名と。

敵も多いが、その分見方も多いという、魅力的な刑事だが。

 

原理原則の刑事ということで、なにごとにも規律を重んじる鳴沢了だけど、ところどころでほころびが。

まぁ、細かいことは気にしない方がいいんだけど。

 

自分が疑われている状況で、刑事に質問されている時、走って逃げるというのは、状況を悪くするに決まってるだろって。

その辺もっと賢くしない取って思ったりしますね。

 

あと、高速道路であきらかなスピード違反。

追跡中ならまだしも、警察手帳を返却した時点で、それは原理原則の男としては駄目だろって。

ついつい読みながら突っ込んでしまった!

 

しかしこの本の初版は2008年となっているが、防犯カメラっていうのがないのでしょうか。

 

アリバイにしても、敵を追うにしても、最近はコンビニなどに設置されている防犯カメラが役に立つんですがね。

Nシステムは1987年から実際に現場に投入されてるようなんですが。

 

どこまで普及していたのかは不明なのですが、首都圏は他の所よりはかなり普及していると思うんですがね。

 

話の中でも全く話題にも上らなかったので、どういう事かと。

 

しかし、この話は最後までなかなかしっくりこない。

 

関連が分からないんですよね。

どうやったらこんなに見事に連携できるのか。

 

やはり堂場瞬一氏特有の偶然の産物って奴ですね。

 

まず、落として拾う。

この辺の関連をもう少し書いた方が良いよな。

 

ほんとに偶然というなら、広く人が多い中、そりゃあまりにもひどいだろと。

 

どちらも鳴沢了刑事の知り合いって。

ないわ。

 

ただ、ほんとにこれが最後だと思うと寂しいな。

鳴沢了刑事、今後どうなるんだろうな。

 

総評

◆読みやすさ

読みやすさ:4

堂場瞬一氏の小説は読みやすい。

これはどの物語でも一貫してるな。

今回はさすがに上・下巻なので、登場人物は多くなるけど、キャラの濃い人ばかりなので、意外と覚えているし。

 

◆意外度

意外度:4

最後は、マジか!って。

鳴沢了刑事と同様、うっすらと全体的に関係する組織は絞られてきますが。

しかし大ボスの意外とは、さすがに予想外だったな。

 

◆夢中度

夢中度:4

やはり、この鳴沢了刑事シリーズは、引き込まれますね。

夢中度は相変わらずの評価4。

このボリュームの本を5日で読んだってことで、以下に夢中になったかがわかる。

すこし、日本の警察ものと言うよりは、アメリカのハリウッドアクション映画って感じもしないでもない。

 

◆読んだ後のすっきり度

読んだ後のすっきり度:2

この後どうなったかが非常に気になる。

おい、鳴沢了刑事は、刑事を続けられるのか?

ボスはどうなる?

彼女とは?

って、すっきり度は低い。

 

堂場瞬一 鳴沢了刑事シリーズ

シリーズは以下のようになっています。

  1. 雪虫(読破)
  2. 破弾(読破)
  3. 熱欲(読破)
  4. 孤狼(読破)
  5. 帰郷(読破)
  6. 讐雨(読破)
  7. 血烙(読破)
  8. 被匿(読破)
  9. 疑装(読破)
  10. 久遠(上・下)(今回)

 

 

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読書について

本を読んでいると何か吸い込まれるように、その物語の中に没頭してしまいます。

いい意味でも、悪い意味でも。

時に深く考えさせられることもあります。

人生にとって読書、本を読むというのは非常に大切なことだと私は考えています。

最近世間では本離れが進んでいると言われています。

本を手にする代わりに、なんでもスマフォで調べたり、スマフォで小説を読んだりと。

ある意味それは時代の流れかもしれないのですが、しかし私は紙の本を手に取って読んでもらいたいと考えています。

もちろん中には読むに値しない駄作も数多くありますが、それ以上に良い本はたくさんあります。

駄作の中にもそれぞれ考えさせられることもあり、無駄な本はあまりないと考えています。

もっとみなさん本を読みましょう。

そこから何か、ほんの少しでも自分を高める何かが見つかるような気がします。

ほんの少しかもしれませんが、それが積もると立派な財産となります。